ムーチー
2022.02.23 | スタッフブログ
こんにちは。
GENKAです。
先日、父の沖縄の実家から、“ムーチー”が届きました。
“ムーチー(鬼餅)”とは、サンニン(月桃)の葉にお餅を包んで蒸すお菓子です。
沖縄では、「ムーチーの日」という、旧暦の12月8日(新暦の1月下旬から2月上旬)に“ムーチー”を食べて健康祈願と厄払いをする風習があります。
旧暦のため毎年日にちは異なります。沖縄のカレンダーには「ムーチーの日」が記載されるほどの伝統的な行事です。
この“ムーチー”は、餅粉をこね、白糖や黒糖、紅芋などで味付けを行い、月桃の葉で巻き、蒸して作ります。
ちなみにこちらは、黒糖です👇
このお餅を包んでいる“月桃”も、こちらでは馴染みのないものですね、、、
“月桃(サンニン)”は、原産地は東南アジア、インド南部など、熱帯から亜熱帯のアジアに分布し、日本では沖縄県から九州南部に分布し、沖縄に広く自生しているショウガ科の植物です。
この月桃の葉は、独特の爽やかな甘い香りがします!
“ムーチー”は、この月桃の葉に包むことで、甘く爽やかな香りが中のお餅にも移り、独特の風味が出ます!
どこか東南アジアなどの、異国の雰囲気を感じる、なかなか内地にはないお菓子です。
茨城にいてはなかなか触れられない沖縄の行事ですが、久しぶりに“ムーチー”を食べて、少し沖縄の伝統を感じる機会になりました。